天地創造

オラトリオ「天地創造」はハイドンの晩年の作品になります。「天地創造」はハイドンの代表作の1つであり、ハイドンのすべての作品の頂点であるとも言われています。「天地創造」では、ハイドンのあらゆる作曲技法が用いられています。

オラトリオ:天地創造

ハイドンが「天地創造」を作曲するきっかけとなったのは、ヘンデルのオラトリオの上演です。オーケストラでは表現することのできない壮大なスケールのオラトリオに、ハイドンは魅了されることになります。

当時の音楽家は貴族などの依頼により作曲することが多かったのですが、「天地創造」は注文による作曲ではなく、ハイドンが自ら作りたいと想い作曲しています。ハイドンのオラトリオに対する情熱が、ここにもあらわれています。

教会イメージ

「天地創造」は宗教音楽やオペラに近い構成となっています。曲構成は大きく3つに分れており、旧約聖書「創世記」と「失楽園」に書かれている神による天地創造と、アダムとイブの物語が表現されています。

天使ガブリエルとイブ(ソプラノ)、天使ウリエル(テノール)、天使ラファエルとアダム(バス)、第34番の最後にアルトの独唱と混声四部合唱があります。

1799年、オラトリオ「天地創造」はケルントナートーア劇場で初公開され、高い評価を得ることになります。スウェーデンの作曲家ヨハン・フレドリク・ベールヴァルドは「大変な拍手喝采だった」と残しています。

オラトリオ「天地創造」は、現在でもウィーンの新年には演奏されており、恒例となっています。


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