弦楽四重奏曲第74番「騎士」

ハイドンの代表的な曲のひとつである、弦楽四重奏曲第74番「騎士」は1790年前半に作られた作品です。第1楽章の力強いフレーズから始まり、第4楽章では馬の駆け足を連想するようなフレーズが登場します。まさに「騎士」というタイトルとおりの曲といえます。

弦楽四重奏曲第74番「騎士」(つづき)

第1楽章

冒頭から力強いフレーズが演奏されます。その後、勢いのあるヴァイオリンのフレーズへと展開します。

少し緊張を感じさせるメロディや、穏やかでゆるやかなメロディがミックスされている特徴的な構成の曲です。

第2楽章

弦楽器のハーモニーから始まり、ヴァイオリンのメロディが加わり、なだらかに第2楽章が展開していきます。

心が洗われるようなメロディが続いた後にチェロがリズムを刻みます。

少し緊張感を思わせる曲調に変わりますが、第2楽章の最後にはメロディはゆるやかに戻り、穏やかな曲調で、じっくりと聴かせてくれます。

騎士イメージ

第3楽章

元気のあるフレーズが響き渡ります。ヴァイオリンの切れのいいリズムが展開された後に、チェロのフレーズが絶妙に組み入れられていきます。

第4楽章

第4楽章はチェロが繰り出す力強いリズムが特徴的です。馬が駆け出している情景が想像できます。

チェロの勢いのあるフレーズに、ヴァイオリンが重なり合って、軽快なメロディを作り出していきます。

チェロの低音でズッシリとした重厚のある音は、ヴァイオリンとヴィオラの軽やかなメロディを際立たせています。


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